佐賀大学の前身校(佐賀県師範学校女子部)を卒業し、その後、日本で初の女性化学者として活躍した黒田チカ博士の功績をたたえた「第2回佐賀大学黒田チカ記念賞」の表彰式を佐賀大学理工学部6号館都市工学大講義室にて開催しました(2025年3月3日)。
女性研究者部門受賞者の坂本麻衣子准教授(医学部)と辻田有紀教授(農学部)に、それぞれ表彰状・目録・盾を授与しました。辻田教授は残念ながら長期海外出張で不在だったため、鈴木章弘農学部長が代理で受け取られました。
受賞コメント
辻田有紀教授
前列左から、兒玉浩明佐賀大学長、坂本麻衣子准教授、鈴木章弘農学部長(辻田教授の代理)、 表彰状と楯を持つ辻田有紀教授(後日、学長室にて)
佐賀大学ダイバーシティ推進室では、「佐賀大学黒田チカ記念賞」をきっかけに、佐賀に黒田チカ博士という素晴らしい先人がいたことを多くの方に知ってもらい、佐賀大学女性研究者を含む多様な研究者の育成・支援をこれからも盛り上げていきたいと考えています。
「佐賀大学黒田チカ記念賞」の設立趣旨・詳細についてはこちら 本記念賞の募集は毎年1回とし、11月ごろを予定しています。
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実施要領【日 時】 令和7年3月3日(月)13時30分~14時00分 【会 場】 本庄キャンパス理工学部6号館都市工学大講義室 【受賞者】受賞者一覧のとおり 【次 第】
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受賞者一覧■女性研究者部門 【受賞者】坂本 麻衣子 准教授(医学部) 【受賞理由】 多くの論文発表、学会発表、そして研究費の獲得において顕著な実績を挙げている。2023 年国際神経心理学会においてアジア初の「Outstanding Leadership Award」を受賞されたこと、並びに同学会理事にアジア出身者として初めて選出されたことは、その卓越したリーダーシ ップと貢献を如実に示している。また、本学のダイバーシティ推進室が公募する事業に積極的に応募し、研究力の向上やリーダー育成等、ダイバーシティ推進事業に対する協力姿勢も高く評価される。
【受賞者】辻田 有紀 教授(農学部) 【受賞理由】 多くの論文発表、学会発表、そして研究費の獲得において顕著な実績を挙げている。2023 年種生物学会誌において「Best Paper Award」を受賞している。また、大学院生の育成においても学会賞を受賞する学生を輩出する等、指導力を発揮している。さらに、本学のダイバーシティ推進室のイベント開催時に講師として登壇する等、ダイバーシティ推進事業に対する協力姿勢も高く評価される。
■女性研究者支援部門 審査の結果、該当者なし |