掲載日:2020年7月1日

本日、佐賀大学本庄キャンパスにて、「継続・育成型 STEAMガールズ in SAGA・SASEBO」の発足について記者発表を行いました。

・プレスリリース内容(PDF)

・2020年6月30日(火)佐賀新聞朝刊記事(こちら)

・2020年6月30日(火)日本経済新聞記事(こちら)

 

6/29 プレスリリースの様子(右から渡孝則副学長・ダイバーシティ推進室室長、荒木薫副室長、安田みどり西九州大学教授、小川由起子長崎国際大学教授)

 

様々な分野での女性の社会進出が期待されている中で、理系分野での女性の活躍が世界的に見て少ないことが、我が国の課題になっています。女性の理系研究者やエンジニア、技術者が少ないのは、周囲の女子の進学動向、親の意向、ロールモデルの不在など、女子中高生の進路選択に係る環境が影響していると考えられ、女子中高生や周りの保護者・教員の方が女子中高生の理系進路選択について理解を深め、後押しをする環境の醸成が必要です。

そこで佐賀大学では、西九州大学(健康栄養学部、健康福祉学部)、長崎国際大学(健康管理学部、薬学部)と連携し、「継続・育成型STEAMガールズin SAGA・SASEBO」を立ち上げました。STEAMとは、S:Science、T:Technology、E:Engineering、A:Art、M:Mathematicを頭文字にした、理数系分野を中核とした教科横断的な学びのことです。

本学からは荒木薫助教(ダイバーシティ推進室副室長)、長崎国際大学からは小川由起子教授(薬学部)、西九州大学からは安田みどり教授(健康栄養学部)が本事業の主要メンバーとなり取り組んで行きます。今後、各地での出前講義やイベントなどの活動を通して、西九州地域に住む女子中高生を対象に理系分野に進学する「リケジョ」の増加を図っていきます。

 

 

6/29 プレスリリースの様子2(右から安田みどり西九州大学教授、荒木薫副室長、小川由起子長崎国際大学教授)

 

「連携を通じて幅広い中高生らの参加につながる。地域の次世代に対する教育プログラムとして大事に育てていきたい」(佐賀大学 荒木薫副室長)

「私たちも一緒になって楽しみながら、女子中高生たちにサイエンスの楽しさを伝えていきたい」(長崎国際大学 小川由起子薬学部教授)。

「進路選択は人生に大きく影響を及ぼすので、理系を考えている中高生の背中を押してあげられる取り組みにしたい」(西九州大学 安田みどり教授)

 

 

記者会見前に、3大学の担当者が初めて顔合わせし、合同会議を行いました。

 

3大学合同会議の様子1

 

3大学合同会議の様子2

 

兒玉佐賀大学学長への報告

 

※「継続・育成型 STEAMガールズ in SAGA・SASEBO」は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施している「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」として令和2年度に採択されたプログラムです。

 

 

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