2024年1月31日(水)に、令和5年度ダイバーシティ推進室シンポジウムシンポジウム「大学の未来とダイバーシティ」を対面で開催しました。当日は、学内外から75名の方にご参加いただきました(女性24名、男性50名、無回答1名)。

 

基調講演では、元村有希子氏(毎日新聞社論説委員)に「大学の未来とダイバーシティ」と題してご講演いただきました。元村氏ご自身のこれまでの歩みや経験のお話に始まり、他機関のダイバーシティの現状、大学が直面する課題や他大学の新たな取組について紹介していただきました。明快で小気味よいお話は、大変分かりやすく、参加者から「もっと聴きたかった!」という声が寄せられました。

兒玉浩明佐賀大学長による開催挨拶

基調講演の様子

 

続くパネルディスカッションでは、第1部「大学の未来に向けて、今、取り組むべきこと」と第2部「ジェンダー・ダイバーシティの実現に必要なこと」に分け、パネリストとして学部長等6名(教育学部・芸術地域デザイン学部・経済学部・医学部・理工学部・農学部)、コメンテーターとして元村氏、コーディネーターとして渡ダイバーシティ推進室長が登壇しました。それぞれの学部が抱える問題などを共有し、多様な教員や学生を確保するために、ライフイベントを考慮した教員評価制度の見直しや学生に向けてジェンダー論などの教育プログラムの整備が必要など、具体的な課題について討論が行われました。

パネルディスカッションの様子1

パネルディスカッションの様子2

元村氏を囲んで記念撮影

基調講演に続いて、部局長が登壇するパネルディスカッションをしたことで、参加者からは「このような機会が定期的にあると全体の意識が高まると感じた」「学部長の意見等も聞くことができ、ダイバーシティの意識が共有され有意義だった」という声が多く寄せられました。また、基調講演・パネルディスカッションでも頻繁に出てきたEquity(公平)について、「Equity対応をできるところから始められれば、大学も少しずつ変わっていけるのではないか」という感想をいただきました。

 

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