2023年2月13日(月)ハイブリッド形式(対面・Zoomウェビナー)で、令和4年度ダイバーシティ推進室シンポジウムシンポジウム「研究環境のジェンダーパリティを目指して」を開催しました。当日は、70名の方にご参加いただきました(対面23名、オンライン47名)。

 

基調講演では、大隅典子東北大学副学長に「研究環境のジェンダーパリティを目指して」と題してご講演いただきました。日本の女性研究者や女性の参画が少ない現状を打破するために無意識のバイアスの払拭が重要であることや、東北大学で実際取り組まれている施策についてご紹介していただきました。各種統計データ・図表が豊富な発表資料は大変分かりやすく、参加者から「データが豊富で、大変説得力があった」という声が多く寄せられました。

シンポジウム後のアンケートでは、「そろそろ平等ではなく公平(公正)が必要だと考えていたのでとても共感する内容だった」「男女が働きやすい社会システムの構築が様々な分野での女性の活躍や研究の発展、そして少子化対策へつながることが分かり、これらのことをより多くの人が理解する必要がある」といったご感想をいただきました。

 

兒玉浩明佐賀大学学長による開会挨拶 文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課

人材政策推進室長岡貴子様による来賓挨拶(録画)

荒木薫ダイバーシティ推進室副室長による活動報告 大隅典子先生による基調講演
質疑応答の様子 渡孝則ダイバーシティ推進室長による閉会挨拶
■座談会

シンポジウム後すぐに、「女性研究者の公平な昇任昇格改善プロジェクト」のメンバーによる座談会を開催しました。プロジェクトメンバーは、学長・理事・部局長・総務部長・人事課長の12名で構成されています。座談会には、大隅典子東北大学副学長にも引き続きご参加していただき、本学が抱える女性研究者支援の現状、これからの女性研究者支援に何をすべきかについて、兒玉学長による司会進行のもと意見交換を行いました。

座談会後、「忌憚のない話ができてよかった」「学長、理事と学部長及び病院長が一堂に会し、助言者を交えて話し合いを持つ場は大変貴重だったので、もう少し時間が取れればよかった」という感想が参加者から寄せられました。

荒木副室長による話題提供

「数値でみる本学の女性研究者」

座談会の様子1
座談会の様子2 大隅典子先生とプロジェクトメンバー

 

シンポジウムおよび座談会ともに、まだまだ時間が足りないと感じるほどに大変充実した時間となりました。大隅典子先生からいただいたアドバイス・コメントを、これからの本学女性研究者支援に活かしていきます!

大隅典子先生、大変ご多忙の中、佐賀まで来ていただき心よりお礼申し上げます。

利用者の声

  • ダイバーシティがどういうものなのか、何を目指しているのかを理解することができました。無意識のバイアスはどの場面でもあると思いますし、私自身も持っていると思います。男女が働きやすい社会システムの構築が様々な分野での女性の活躍や研究の発展、そして少子化対策へつながることが分かり、これらのことをより多くの人が理解する必要があると思いました。貴重なご講演をありがとうございました。

    20代 女性 学生

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