本学では、教授職と管理職(事務系・医療系・附属学校園)を対象に「ダイバーシティ学習プログラム-無意識バイアス編-」(eラーニング・10回講座)を実施しました(2020年11月4日~2021年2月1日)。

2021年3月18日(木)に、本学の無意識バイアスの傾向について知り、今後の対策を考えるために、報告会とワークショップを開催しました(参加者:部局長、女性研究者ら18名)。

 

報告会は、講義とワークショップ(グループワーク)の2部構成で行いました。講師に田島弓子氏(株式会社チェンジウェーブでチェンジプロデューサー・成蹊大学経営学部客員教授)を招き、ダイバーシティ及び無意識バイアスについての講義後に本学の無意識バイアスの傾向について説明していただきました。

ワークショップでは、参加者のみなさんに本学の抱える課題や打開策を考えてもらうために、【課題1】無意識バイアスをふまえて女性研究者が活躍するための現状課題は何か?、【課題2】課題1を踏まえてこれから取り組むべきアクションは(個人・組織)、というテーマでグループワークを行いました。どのグループも議論が活発に行われ、時間が全く足りなかったようです。

 

終了後のアンケートでは、

「バイアス意識について振り返る良い機会となった。根拠に基づく人事、教員間のコミュニケーション、情報共有をしていくことが大切だと感じた」(女性)

「ワークショップの時間が少し短かったように思います。本学と他社とのデータの比較はわかりやすく参考になりました」(女性)

「組織として無意識バイアスとそのコントロールについて共通理解ができたのは良かったと思います。一方、女性研究者の公平な昇任昇格改善のために女性研究者自身がどのようなバイアスのコントロールが必要かという内容には踏み込めなかったのが少し残念でした」(男性)

といった感想が寄せられました。感想・ご意見を元に、今後の学習プログラムや来年度以降の取組に反映していきたいと考えています。

 

 

参加者18名(女性8名、男性10名)

報告会中の田島氏 参加者によるこれから取り組むべきアクション!

 

 

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